『世界頂尖建築師工作現場』中国版が出来ました

昨年俯瞰図6点を掲載して頂いた『名建築が生まれた現場』
(日経アーキテクチュア|江村英哲+菅原由依子・著/日経BP社)中国語版が出来ました。








描き文字が中国語に訳されて、すんなり馴染む感じで入っていて面白い!
台湾で売られるとのことなので、旅先で見かけたら教えて下さい。 保存 保存 保存

『日建ジャーナル』32号にてNADチーム俯瞰図制作しました

これも先月になりますが、発行されるのをかなり楽しみにしていた一冊。
株式会社日建設計さんの広報誌『NIKKEN JOURNAL』2017年秋号にて、
NAD(NIKKEN ACTIVITY DESIGN lab)チームの俯瞰図を描きました。



表紙もかっこいいので載せちゃいます!


本社の方は、かれこれ10年前くらいに『日経アーキテクチュア』(日経BP社)の取材で 描かせて頂いていたのですが、このNADチームは柔軟なアイデアを引き出す為の リラックス出来る環境作りが徹底されていて、本社と違ってかなりくだけた雰囲気。
靴も脱ぐしスーツの人もいないし、で、 取材自体、友人の事務所に遊びに行ってる様な感覚でとても楽しかったです! 保存 保存

『AERA』16年12月19日号/朝日新聞出版

こちらも昨年末のお仕事ですが…

前回に引き続き、アップしそびれていたお仕事のご紹介です。 『AERA』16年12月19日号特集にて、大学のジオラマを作りました。 『AERA』16年12月19日号/朝日新聞出版 中央に明治時代の校舎、右に昭和の高度経済成長期の校舎、左に平成校舎です。 他にテニスコートや銀杏の木、人間等も作りました。 この後のページでも、たくさんのカットを掲載して頂いております。 建物を、背景ではなく単体で作るのは珍しく、いざ主役にしてみると、 明治、昭和、平成、それぞれに表情があり面白いです。 特に、高度経済成長期の校舎は母校の校舎をもろ参考にいたしまして、 実際の建築物を模してると、シンプルな様でいて意外と凝っていることに気づいたり、 もっと簡単に作れると思ってたんで、、なめてました。巨匠の建築。。 何の効果を狙ってわざわざこんなことをしているんだろう?等々、 意匠の勉強になりましたよ。 とはいえそんな細かいところ、この写真だと全然解りませんね! また今度、作品も単体でアップしたいと思います。 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存

『キンダーブック3』9月号「むかしの いえ いまの いえ」

キンダーブックって、ご存知ですか? 来年で創刊90周年を迎えるんだそうで、昭和2年生まれの雑誌です。 私が通っていた幼稚園では、残念ながら配っていなかったのですが、 幼稚園でこの本に馴染んだ方は必ずと言って良い程「懐かしい〜!」と歓喜の声を上げて下さいます。 前に『キンダーブックがくしゅうおおぞら』で、たくさんのジオラマを掲載して頂いた時には、 昭和40年代生まれの夫も、昭和10年代生まれの親戚のおばさまも、同じ様に懐かしむとともに、大変喜んでくれました。 最新号の9月号では、平面イラストを掲載して頂いております。 俯瞰図と言うより断面図です。総じて箱庭絵画とでも申しましょうか。 さて、今回のテーマは「むかしの いえ いまの いえ」す! 『キンダーブック3』2016年9月号観音扉【昔の家、今の家、外観】 扉はこんな感じ。家の外観を描いています。 「ここを めくってね。」というところをめくると、観音状に開きます。 ジャーン!おうちの中が御開陳!詳細に見て行きましょう。 『キンダーブック3』2016年9月号左観音扉【昔の家】 こちらは左観音の「むかしの いえ」 『キンダーブック3』2016年9月号左観音扉【今の家】 こちらが右観音の「いまの いえ」 『キンダーブック3』2016年9月号 シールページ その後、カットイラストのページを挟んで、こんなページもあります。 昔のおもちゃか、今のおもちゃか考えて、シールを貼るページです。子どもはシールが大好きです! 5歳のボクは両親とおじいちゃん、おばあちゃんと新しい家に一緒に住んでいます。 でも、この家が立つ前にはどんな家がたっていたんだろう。 おばあちゃんが、ボクと同じ年頃だった昭和35年頃、 今の家とは全然違うおうちに住んでいたんだって。 建材も違う。家具も違う。家電も違う。服も違う。遊びも違う。 でもよくよく見てみると、庭にある栗の木や、金木犀の木はおんなじだ。 いやおんなじじゃない、結構おっきくなっている。 そして、ボクがおばあちゃんに遊んでもらっている様に、 おばあちゃんも、そのまたおばあちゃんに遊んでもらっていたんだね。   と、こんなイメージで描きました。一つ一つを見比べながら、おばあちゃんの時代を想像してもらう、 昭和とともに生きたキンダーブックにふさわしい、とても楽しい特集ですね。 歴史考証の難しい内容でしたが、大好きなテーマなので、資料集めも面白かったです。 中でも、大田区にある「昭和のくらし博物館」はとっても参考になりました。 また、ちょっとした家具を一つ描くのにも、小さな発見の連続でした。 古い家の玄関すぐ横の書斎にある藤製の椅子は、明治期からあった物だけど、 昭和初期までは、まだまだお金持ちのアイテムだったそうです。 やっと庶民に普及したのが昭和中期。だから、私が小さい頃やたらと見かけたのね!とか。 新しい家のアルミサッシの窓枠は昭和45年頃の登場で、それまで家の中を 苦労して掃き掃除していた主婦達には、革命的な出来事だったんだ!とか。 今は当たり前になってしまった、どうってことないアイテムの一つ一つに、当時の方達が抱いていた憧れや希望。 そんな気持ちに思いを巡らすと、なんとも感慨深いものがありました。 箱庭的世界が好きな私にとって、家というのは日常に存在する大きな箱庭です。 それはただの建材や物の集積ではなく、住まう家族の喜びや悲しみも刻むものに見えるからです。 そうした語り尽くせない家族の歴史を、家というテーマを通じて、 小さいボクたちがほんの少しでも感じ取ってくれたら、この上なく幸せですね。 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存 保存