企画【楽しい家シリーズ(仮名)】

一風変わったライフスタイルを実践しているお宅を取材して、俯瞰図に描いています。

[Uさん宅]
こちらはグラフィックデザイナーさんと、ぬいぐるみデザイナーさんのご夫婦。中古マンションをリノベーションした三角定規みたいな間取り。工作室みたいなアトリエは、四方が囲まれていて集中力も高まる居心地の良い空間でした。

[Hさん宅]

ラブドールと心中する勢いの一人暮らしのお兄さん。棚等もバーナーで焼きを入れたりタイルを貼ったり丹念に自作していて渾身の完成度でしたが、今年再訪したら1階部分まで増殖していてますます凄いことに…。本気度半端なく、描くのも一番大変でした。

[私の自宅]

まずは自分んちから…と思って手始めに描きました。賃貸なんですけどちょっと変わった間取りで気に入ってます。二人で立体を作っていると、これでも窮屈だったりするのですけどね。。

他にも、造形家や漆作家、猫好きの方の家など3軒ほど描き上げています。

この取材を始めたきっかけは、自分自身、夫婦でものづくりをしているため、引っ越しの度に広めの一軒家を探すのに苦労してきた経緯があります。結婚後3回目の引越しでやっと落ち着いたものの、ものづくりが出来る賃貸物件は限られています。どこもかしこも似たような3LDKが溢れていて、暮らし方や生き方まで押し着せられているかの様な日本の住宅事情に辟易してきました。

住まいは生き方の形です。ものづくりに限らずとも、本当はもっとそれぞれのライフスタイルに見合ったバリエーションがあっても良いはずです。
自分らしいライフスタイルを実現している方たちの住まいを紹介することにより、日本の住宅事情をより豊かにしていければと思い、この取材を始めました。

実は取材済みなのに、未だ描けていないお宅もあるのですが、ここ数年忙しすぎて手をつけられずにおりました。一部のお宅にはテキストのライティングまで含めて完成しているのですが…。

最終的には書籍化を目指していますが、ここらでモチベーションを上げるためにも、どこかで連載出来ないかと。それで書店で雑誌を見たりしていたのですが、果たしてどんなジャンルの雑誌向きなのか…。
住宅やリノベーションの雑誌だと持ち家の方限定になってしまう。賃貸でも工夫されてる方の家も入れたい。
暮らしやライフスタイル雑誌だと割と女性向けが多いので[Hさん宅]の様なお宅は難しいのかもしれない。
アトリエだけに絞るなら、アート系の雑誌でもいけるかもしれない。

などなど。悩ましいのでとりあえずブログやSNSに書いてみました。
面白そうと思う方がいらっしゃいましたら、気軽にご連絡頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

イラストマップのお仕事〜モロッコの想い出〜

2年前に発行された『ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』に描いたイラストマップ、まずは本を購入して頂きたかったので、ネットに全体像を掲載することはしなかったのですが、もう2年も経ったのでそろそろ良いかな、と。

こちらが巻頭掲載のジャジューカ村イラストマップです。A5サイズの本なので、見開きサイズのA4で描きました。
一つの家を見えるサイズで描こうとすると、村を丸ごとA4内に描き込むのは結構難しいのですが、小さな村だからなんとか出来たという感じ。

ジャジューカって何?っていう方が大半だと思うのですが、モロッコ北部に存在する小さな村の名称で、その村で何千年も受け継がれて来た民族音楽の名称でもあります。
1971年にブライアン・ジョーンズのアルバム『JOUJOUKA』で紹介されて以来、世界的に知られる様になりました。

旅が好きで、絵も好きで、地図も好きな私にとっては、イラストマップはずっとやってみたい仕事の一つでした。その初仕事が、今まで誰も描いたことのないジャジューカ村だなんて、嬉しすぎて村中を歩き回って気合いを入れて描きました。


そしてこちらは、モロッコ北部を俯瞰できるマップです。
「黄金は海から訪れ 魔物は山から到来する」という言葉は、タンジェに伝わる諺です。

2年前の旅行では、
カサブランカ→フェズ→タンジェ→ジャジューカ村→シェフシャウエン→タンジェ→タリファ(スペイン)→タンジェ→アシラ→ラバト→カサブランカ
というルートで周ったので、この地図に描いた場所はだいたい訪れています。

日本が「日出ずる国」ならば、モロッコは「日の落ちる国」。
大西洋に面していて、空気が乾燥しているこの国では、何度美しい夕日を眺めたことか。

タンジェの南、べエールあたりの夕日

ジャジューカ村の夕日

タンジェの夕日

アシラの夕日

ラバトの夕日

だから、地図には絶対夕日を描きたかった。
そして大西洋と地中海に囲まれた温暖な気候からもたらされる様々な恵みを海の「黄金」と捉え、ギリシャ神話のパーン神(映画『パンズ・ラビリンス』に出てきます!)にも似たブージュルード(ジャジューカ村のフェスティバルで変装して現れる半人半獣の怪物)を、山の「魔物」の象徴として、絵画的に描いてみました。

そして、ジャジューカ村の詳細もたくさんのイラストで紹介しています。
こちらはカフェが併設されたジャジューカ村で一番のオシャレハウス。
ブライアン・ジョーンズのアルバム「JOUJOUKA」の影響で、この村におどろおどろしい印象を抱いている方も多いかと思いますが、実のところ、旅好き女子が飛びつきそうなほっこりした雰囲気でありました。

外観はこんな感じ。

ツートンカラーのカラーリングやドアに凝らされた菱形の意匠が可愛らしいです。
フェスティバルの最中は、こんなお宅にホームステイが出来るんです。

そして人懐っこい村の住民たちも描きました。
マスター(ミュージシャン)たちの着ているジェラバ(外套)は、村でのハンドメイドなんだそうです。

他に、屠畜をレポートした文章なんかも書きました。
友人たちと共に、旅を丸ごと一冊に綴じ込めた逸品なので、興味のある方は是非書店にてお手に取ってみてください。

とはいえ、立体イラストメインでやってきた私にとっては異色のお仕事、その後旅がらみのお仕事は依頼されておりません。。
最近は、韓国を続けて旅したりアジア地域も大好きなので、もしご依頼いただいたら一球入魂で描きますよー!
どなたか、旅もののお仕事くださーい!





『教室の窓 低学年版』第3号にて俯瞰図掲載

しばらく立体イラストのお仕事が続いていましたが、
久しぶりに俯瞰図のお仕事のご紹介です。

『教室の窓 低学年版』第3号(東京書籍)にて
教室の俯瞰図掲載して頂きました。

こちらは先生に配布される機関誌で、
季節による教室環境の工夫の仕方を俯瞰で紹介しています。
小さなこだわりが楽しいですね。

表紙でイラスト、本扉で立体イラスト掲載のムックです!

AERA Mook『災害からお金を守る』では平面と立体両方載せていただいてます!

表紙と目次は安心感あふれる平面イラスト!

本扉とインデックスには危機感あふれる立体イラスト!

両方載ってる本は、個人的にはなかなか希少。
意識してるわけじゃないのですが、テイスト違いますもんね。
同じ人の作品と、誰も気づかないだろうな…。

作風のジェンダーについて一考。

平面の方が、可愛くて優しくて女性的な絵柄が多いのですが、
過去作品を見て依頼されるので、偏りがちになるのかも。

平面は女性的なテイストのものの方が人気、
立体は男性的なテイストのものの方が人気、
というだけかもしれません。

実は過去作品では逆のパターンもあります。

こんな風に、諧謔的で男性的な平面(『日経アーキテクチュア』12年2月15日号掲載)も描いていますし、

こんな風に、可愛くて女性的な立体(オリジナル作品)も作っています。

一応断っておくと、ここで言う「男性的」「女性的」という言葉は
あくまで便宜上使っています。

どれもこれも、同じ人の作品と認識されにくいかもしれませんが、
同じ人間の中に、女性的だったり男性的だったり両方のジェンダーが入っていると思うので
自分にとっては、こういう出し方が自然です。
どちらを殺すわけでもなく、どちらも需要があることが嬉しいです。

この中間を埋めてく作品が沢山できていけば、
ある種の統合性が見えてくるのかな〜、なんて。

各種雑誌で書評を掲載していただきました

今年もあと僅か。未だ仕事納め出来ず。
今年はいろんなことがありました。

個人的には、特に俯瞰図の分野で飛躍を遂げた一年でした。
東北大学の新校舎俯瞰図、日建設計のNADチームの俯瞰図、
世界の設計事務所の本の中国語版の出版、そして何よりも、
モロッコのジャジューカ村のイラストマップを描けたことが、
やっぱりどうしても、一番印象に残る、嬉しいお仕事でした。

『ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』
出版から二ヶ月経って、いろんな雑誌が書評欄で取り上げてくださっています。

『intoxicate』2017年12月号


『Music Magazine』2018年1月号


『レコード・コレクターズ』2018年1月号


『ラティーナ』2017年12月号


『通販生活』2018年春号

お手に取っていただけると嬉しいです。

本当に巡り合わせで、いろんな人のおかげさまで、
たまたま好きなことが出来ているんだと思います。
ご関係頂いた全ての人に感謝しています。

この年末年始も、年を跨いで沢山の俯瞰図を描いています。
俯瞰の範囲も、建物から飛び出して、どんどん広範囲になっていく。
情報量多くて、細かくて、なかなか大変な作業ですが、
必要としてくださる方がいる幸せを噛み締め、頑張ります。

来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

kucci拝

『ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(ムジアーンズ・編/太田出版)発売!

『ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(ムジアーンズ・編/太田出版)が
一昨日の10月26日に発売されました。

「ジャジューカ」とは、モロッコ北部に存在する小さな村で、そのごく狭い地域の中で、
親から子へと受け継がれて来た民族音楽が、何千年も演奏され続けている不思議な村の名称です。
1971年にブライアン・ジョーンズのアルバム『JOUJOUKA』で紹介されて以来、
世界に知らしめられたその言葉は、村の名称であると同時に、音楽の名称にもなりました。
2008年からは、世界中から50人限定のフェスティバルが開催される様になり、
ここ数年は友人たちが参加していて、とても面白そうだったので、
この夏私も思いきってモロッコに出かけてみたのです。

そのジャジューカのミュージシャンたちが、なんと来月来日公演を開催します。
アジア地域での公演は初めてのとのこと!
11月6日の東京公演は売り切れですが、11月3、4日のつま恋公演のチケットは
まだ購入可能ですので、興味のある方は是非ご参加ください!

その来日公演を記念して、本が出版されることとなり、制作に関わらせて頂きました。
私が担当したのは、世界初!!ジャジューカ村マップ、夕日の落ちるモロッコ北部俯瞰地図の他、
村の衣服、村の住まい、家の俯瞰図、楽器のイラスト等々です。
また、村で行われる屠畜のレポートも執筆させて頂きました。

フジオ・プロダクション代表取締役で現代美術家の赤塚りえ子さん、
楽団のマネージャーであるフランク・リンさんのインタビューの他、
音楽評論家でラジオDJで中東料理研究家のサラーム海上さん、作家の戌井昭人さん、
文筆家の今村守之さん、タコ、ガセネタのボーカリストで文筆家の山崎春美さん、
音楽研究家で早稲田大学非常勤講師の渡邊未帆さん等、
とても豪華な執筆陣でバラエティに富んだ内容になっています。

書店に足を運ばれた際には、是非お手にとって頂けると嬉しいです!
何卒よろしくお願い申し上げます。

アマゾンはこちら

kucci

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『世界頂尖建築師工作現場』中国版が出来ました

昨年俯瞰図6点を掲載して頂いた『名建築が生まれた現場』
(日経アーキテクチュア|江村英哲+菅原由依子・著/日経BP社)中国語版が出来ました。

描き文字が中国語に訳されて、すんなり馴染む感じで入っていて面白い!
台湾で売られるとのことなので、旅先で見かけたら教えて下さい。

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『教室の窓 低学年版』にて俯瞰図制作しました

『教室の窓 低学年版』という、小学校の先生たちに配られる冊子にて教室の俯瞰図を描きました。

季刊で教室作りの一例を紹介していく連載です。
季節ごとに楽しい教室を描いていくのが楽しみです。
創刊号の今号は夏休み明けなので、後ろの棚に子ども達の夏休みの自由工作がずらっと並びました!
ご覧になられる教職員の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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『日建ジャーナル』32号にてNADチーム俯瞰図制作しました

これも先月になりますが、発行されるのをかなり楽しみにしていた一冊。
株式会社日建設計さんの広報誌『NIKKEN JOURNAL』2017年秋号にて、
NAD(NIKKEN ACTIVITY DESIGN lab)チームの俯瞰図を描きました。

表紙もかっこいいので載せちゃいます!

本社の方は、かれこれ10年前くらいに『日経アーキテクチュア』(日経BP社)の取材で
描かせて頂いていたのですが、このNADチームは柔軟なアイデアを引き出す為の
リラックス出来る環境作りが徹底されていて、本社と違ってかなりくだけた雰囲気。
靴も脱ぐしスーツの人もいないし、で、
取材自体、友人の事務所に遊びに行ってる様な感覚でとても楽しかったです!

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東北大学新校舎「青葉山コモンズ」の俯瞰図を描きました

春の寒い雨も止んでやっと晴れて、ほんの少し暖かくなりましたね。
4月!新学期!新入学!ということで、
東北大学の新キャンパスの俯瞰図を描かせて頂きました。

図書館に講義室、カフェにラウンジ、食堂に売店、楽しそうです!
まだ使われていないキャンパスの写真を元に、
自分が学生だった頃の様子を思い出しながら描きました。

もう少ししたら、たくさんの学生さん達がやってきて、
こんな風に行き来する様子を思い浮かべると、
こっちまでちょっとフレッシュな気分になって、わくわくしてしまいます。

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