初著書出版のご案内

初の著書『ホーム・スウィート・ホーム』(工作舎)を、本名の杉本彩子(さいこ)名義で出版します。
面白い暮らしぶりを実践しているお宅を取材し、俯瞰図で紹介しながら住民の生き方を掘り下げていくルポルタージュです。

構想を思い立ったのが10年前。
拙宅を皮切りに、友人知人の家の俯瞰図を描かせていただいたのが始まりです。
その後仕事が忙しくなって中断していたのですが、3年前あるきっかけで再度取り組み始め、出版が決まってからはあちこち取材に回り、この夏以降は一心不乱に色を塗っておりました。

イラストはコピックマーカーのアナログ塗りで400点以上掲載。オールカラー248ページ全編、書き下ろし&描き下ろしで、文章もこってり書いています。
鰻の寝床のように長い京風町家は8面両観音ページで紹介し、同じ家のbefore & afterも同位置に配置して、ページをめくって見比べられるようにするなど、手元に置いておきたくなる紙の本の魅力にこだわって制作しました。

その本が年の瀬も押し迫った1227日に刊行します。
書店に出回るのは1月半ばで、1月下旬には原画展も開催します。
書店で見かけたら覗いてみてください。よろしくお願いいたします!

『ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(ムジアーンズ・編/太田出版)発売!

『ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽』(ムジアーンズ・編/太田出版)が 一昨日の10月26日に発売されました。



「ジャジューカ」とは、モロッコ北部に存在する小さな村で、そのごく狭い地域の中で、
親から子へと受け継がれて来た民族音楽が、何千年も演奏され続けている不思議な村の名称です。
1971年にブライアン・ジョーンズのアルバム『JOUJOUKA』で紹介されて以来、
世界に知らしめられたその言葉は、村の名称であると同時に、音楽の名称にもなりました。

2008年からは、世界中から50人限定のフェスティバルが開催される様になり、
ここ数年は友人たちが参加していて、とても面白そうだったので、
この夏私も思いきってモロッコに出かけてみたのです。

そのジャジューカのミュージシャンたちが、なんと来月来日公演を開催します。
アジア地域での公演は初めてのとのこと! 11月6日の東京公演は売り切れですが、11月3、4日のつま恋公演のチケットは まだ購入可能ですので、興味のある方は是非ご参加ください!
その来日公演を記念して、本が出版されることとなり、制作に関わらせて頂きました。
私が担当したのは、世界初!!ジャジューカ村マップ、夕日の落ちるモロッコ北部俯瞰地図の他、 村の衣服、村の住まい、家の俯瞰図、楽器のイラスト等々です。
また、村で行われる屠畜のレポートも執筆させて頂きました。





フジオ・プロダクション代表取締役で現代美術家の赤塚りえ子さん、
楽団のマネージャーであるフランク・リンさんのインタビューの他、
音楽評論家でラジオDJで中東料理研究家のサラーム海上さん、作家の戌井昭人さん、
文筆家の今村守之さん、タコ、ガセネタのボーカリストで文筆家の山崎春美さん、
音楽研究家で早稲田大学非常勤講師の渡邊未帆さん等、
とても豪華な執筆陣でバラエティに富んだ内容になっています。

書店に足を運ばれた際には、是非お手にとって頂けると嬉しいです!
何卒よろしくお願い申し上げます。

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