『AERA』16年10月31日号A/朝日新聞出版

平面と立体のミクストメディア!

昨年秋から年末年始にかけて、私用でバタバタしておりまして、 だいぶブログの更新を怠っていたのですが、その間にもなかなか面白い試みをしておりました。 お馴染みの『AERA』ですが、16年10月31日号にて、初の試み、 立体イラストと平面イラストのミクストメディア(混合技法)、です! ジャーン!! 『AERA』16年10月31日号A/朝日新聞出版 『AERA』16年10月31日号B/朝日新聞出版 『AERA』16年10月31日号C/朝日新聞出版 『AERA』16年10月31日号D/朝日新聞出版 「プログラミング」という、ビジュアルにしにくいテーマですが、 いつも誰も思いつかない様な、斬新なアイデアを提案して下さるデザイナーさんから、 「テトリス状の立体に平面を絡める」というご依頼を頂いた時には、血湧き肉踊りましたデス。 立体イラストレーターを名乗りながら、平面イラストも描いているわたくし、に、 こういう提案をして下さった方は初めてなのです。 プロセスとしては、
1. 1cmの立方体木材を購入。3つづつ組み合わせ同じ形を作り、4色の立体を制作。 2. 立体でビジュアルパターンを組み合わせ、スケッチ写真を撮影。 3. 写真にハマるイラストラフを描く。打ち合わせで、7種類に厳選。 4. カメラマンの方に立体を撮影して頂き、写真素材を頂く。 5. それにあわせてイラスト本番を描き、データ送信。
どうでしょう?意外とシンプルなプロセスだと思いません? イラスト部分を1色にするというのも、デザイナーさんの提案で、スッキリと無機的なものを、 人の手で有機的に扱うという、記事の内容に即した、狙い通りの絵柄が作れたと思います。 そもそも、 昔は普通に絵を描いていたわたくし、立体を作り始めたきっかけは、 絵の中に立体の陰影の様なメリハリが欲しい!という欲求だったので、 そんな学生時代の初期衝動をやっと一つ実現出来た様な、嬉しいお仕事でした。 良いアイデアが閃いても、実現するには面倒くさそうで、お蔵入りになってしまうことってありますよね。 もし今度、そんなアイデアを思いついたら、お蔵にしまい込む前に「ちょっと待てよ?」と一呼吸、 「そうだ、kucciに聞いてみよう」なんて、思ってくれたら嬉しいです。 意外と、思ってるより簡単に、実現出来ちゃうかもしれませんよ。 保存 保存 保存 保存 保存 保存

だいぶ出遅れましたが…

既に半月過ぎてしまい、このタイミングでなんですが、、 あけましておめでとうございます! カルタとりに羽子板、いかにもお正月らしい絵柄ですが こちらは、年賀状のためのオリジナル制作ではなく、昨年12月発行の 『お役立ちカタログ HEBELIAN Selection』冬号(旭化成)の表紙で お使い頂いた立体イラストの、別カットなのです。 オリジナルはこちら!↓ オリジナルは、お正月らしく襟を正したくなるような構図ですね。 年賀状バージョンは、撮影中に何気なく並べたカットを面白がって、 カメラマンの方が撮影して下さったのですが、ちょっと配置を変えただけなのに、 くだけて茶目っ気たっぷりな雰囲気に変わるから不思議ですね。 こんな風に、1セット作るだけでも、シーンにあわせて色んなカットが 撮れるのは立体イラストの楽しいところです。 例えば、表1、表4、扉、目次等で全然雰囲気の違うカットを使いつつ デザイン的な統一感も保てるので、なかなか使い勝手が良いんですよ。 今年もたくさんのお仕事お待ちしております。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 保存 保存 保存 保存 保存