『教室の窓 低学年版』という、小学校の先生たちに配られる冊子にて教室の俯瞰図を描きました。
季刊で教室作りの一例を紹介していく連載です。
季節ごとに楽しい教室を描いていくのが楽しみです。
創刊号の今号は夏休み明けなので、後ろの棚に子ども達の夏休みの自由工作がずらっと並びました!
ご覧になられる教職員の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
カテゴリーアーカイブ: 俯瞰図
『日建ジャーナル』32号にてNADチーム俯瞰図制作しました
これも先月になりますが、発行されるのをかなり楽しみにしていた一冊。
株式会社日建設計さんの広報誌『NIKKEN JOURNAL』2017年秋号にて、
NAD(NIKKEN ACTIVITY DESIGN lab)チームの俯瞰図を描きました。
表紙もかっこいいので載せちゃいます!
本社の方は、かれこれ10年前くらいに『日経アーキテクチュア』(日経BP社)の取材で 描かせて頂いていたのですが、このNADチームは柔軟なアイデアを引き出す為の リラックス出来る環境作りが徹底されていて、本社と違ってかなりくだけた雰囲気。
靴も脱ぐしスーツの人もいないし、で、 取材自体、友人の事務所に遊びに行ってる様な感覚でとても楽しかったです!
『広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー』websiteのロゴとイラスト
『広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー』のwebsiteで
粘土ロゴの制作と俯瞰図イラストを描きました!
こども食堂の名づけ親である「気まぐれ八百屋だんだん こども食堂」の店主・近藤博子さんのインタビューによれば、こども食堂とは、「こどもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂」ということで、貧困家庭 という限定でもなければ、「こどもだけ」とも言っていないそうです。
大人であっても子どもであっても、孤食は寂しい。
貧困問題はもちろん大変なことだけど、それ以前に「ただ誰かといたい」というシンプルな願いを抱えてる人——、老人や子どもやシングルマザーのみならず、働き盛りの中高年男性であっても立ち寄れる場所があったら、救われる人がたくさんいるのだろうな〜、と思ってます。
実際は、いろいろ難しいだろうけど。
でも、イラストだからそういう願いを込めて、いろんな人を描きました。
『キンダーブック3』9月号「むかしの いえ いまの いえ」
キンダーブックって、ご存知ですか? 来年で創刊90周年を迎えるんだそうで、昭和2年生まれの雑誌です。
私が通っていた幼稚園では、残念ながら配っていなかったのですが、
幼稚園でこの本に馴染んだ方は必ずと言って良い程「懐かしい〜!」と歓喜の声を上げて下さいます。
前に『キンダーブックがくしゅうおおぞら』で、たくさんのジオラマを掲載して頂いた時には、
昭和40年代生まれの夫も、昭和10年代生まれの親戚のおばさまも、同じ様に懐かしむとともに、大変喜んでくれました。
最新号の9月号では、平面イラストを掲載して頂いております。
俯瞰図と言うより断面図です。総じて箱庭絵画とでも申しましょうか。
さて、今回のテーマは「むかしの いえ いまの いえ」です!
扉はこんな感じ。家の外観を描いています。
「ここを めくってね。」というところをめくると、観音状に開きます。
ジャーン!おうちの中が御開陳!詳細に見て行きましょう。
こちらは左観音の「むかしの いえ」
こちらが右観音の「いまの いえ」
その後、カットイラストのページを挟んで、こんなページもあります。
昔のおもちゃか、今のおもちゃか考えて、シールを貼るページです。子どもはシールが大好きです!
5歳のボクは両親とおじいちゃん、おばあちゃんと新しい家に一緒に住んでいます。
でも、この家が立つ前にはどんな家がたっていたんだろう。
おばあちゃんが、ボクと同じ年頃だった昭和35年頃、
今の家とは全然違うおうちに住んでいたんだって。
建材も違う。家具も違う。家電も違う。服も違う。遊びも違う。
でもよくよく見てみると、庭にある栗の木や、金木犀の木はおんなじだ。
いやおんなじじゃない、結構おっきくなっている。
そして、ボクがおばあちゃんに遊んでもらっている様に、
おばあちゃんも、そのまたおばあちゃんに遊んでもらっていたんだね。
と、こんなイメージで描きました。一つ一つを見比べながら、おばあちゃんの時代を想像してもらう、
昭和とともに生きたキンダーブックにふさわしい、とても楽しい特集ですね。
歴史考証の難しい内容でしたが、大好きなテーマなので、資料集めも面白かったです。
中でも、大田区にある「昭和のくらし博物館」はとっても参考になりました。
また、ちょっとした家具を一つ描くのにも、小さな発見の連続でした。
古い家の玄関すぐ横の書斎にある藤製の椅子は、明治期からあった物だけど、
昭和初期までは、まだまだお金持ちのアイテムだったそうです。
やっと庶民に普及したのが昭和中期。だから、私が小さい頃やたらと見かけたのね!とか。
新しい家のアルミサッシの窓枠は昭和45年頃の登場で、それまで家の中を
苦労して掃き掃除していた主婦達には、革命的な出来事だったんだ!とか。
今は当たり前になってしまった、どうってことないアイテムの一つ一つに、当時の方達が抱いていた憧れや希望。
そんな気持ちに思いを巡らすと、なんとも感慨深いものがありました。
箱庭的世界が好きな私にとって、家というのは日常に存在する大きな箱庭です。
それはただの建材や物の集積ではなく、住まう家族の喜びや悲しみも刻むものに見えるからです。
そうした語り尽くせない家族の歴史を、家というテーマを通じて、
小さいボクたちがほんの少しでも感じ取ってくれたら、この上なく幸せですね。
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世界の建築事務所俯瞰図が一冊の本になりました
昨年から今年にかけて『日経アーキテクチュア』誌上にて、世界のトップクラスの建築事務所の俯瞰図を描かせて頂いたのですが、その俯瞰図6点が『名建築が生まれた現場』(日経アーキテクチュア|江村英哲+菅原由依子・著/日経BP社)という書籍に掲載されました。
かっこいい表紙です!
俯瞰図の脇に添えた各社名称の描き文字が表紙に…!
最初から表紙になるなんて意識して描いてたら、きっと力み過ぎて、こうは描けなかった。。
Renzo Piano Building Workshop
Pelli Clarke Pelli Architects
Foster+Partners
OMA NY OFFICE
Hopkins Architects
Gensler
こうやって並べると、それぞれを描いてた時を思い出します。
時間が出来たら、一読者としてゆっくりゆっくり眺めてみます。
やっぱり本になって、しかも6点も掲載されると、嬉しいものですね。
建築好きな方、俯瞰図や間取り好きな方、海外での活躍を目指すクリエイターの方、
書店に並んだら、是非お手に取ってみて下さい。発売は9月5日です!
よろしくお願いいたします。
レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップの俯瞰図描きました
『日経アークテクチュア』16年5月26日号〈シリーズ 世界のトップ〉にて、
また世界の建築事務所の俯瞰図を描かせて頂きました。
イタリアのレンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップです。
EXPO70のイタリア館!パリのポンピドーセンター!関西国際空港旅客ターミナル!
と言われれば、建築に疎い私でも存じ上げておりまして感激するのですが、
オフィスがまたスゴイ。段々畑の地形を利用した階段状の建物…!
さすがにこれ、今まで描いた中でもかなりの難易度でした。
どこを地点と考えて描けば良いのやら。。でも頑張って、なんとか描きあげました。
紺碧の海を見下ろしながらリフトで出社…って、それどう考えても気分はリゾート。
働く気になれるのだろうか、なんて私なんかの余計な心配を裏切る様に、
記事を読めば、コンペのために徹夜する社員さん達の会話が紹介されていました。
そりゃそうですよね。。
そしてどんなにパソコンが発達しようと、核となるのはやはり工房。
自分も、いつか工房のある家を建てようと、先立つ物もないのに、
愚にもならないスケッチばかりしてたりするので、ほんと憧れてしまいます。
さて、記者さんとカメラマンさんの取材資料を元にイマジネーションを炸裂させて
描き起こしているこのシリーズ、これで6作目になりますが、
夏には書籍にまとめられるそうなので、大変楽しみにしています。
その折には、また御報告したいと思いますので、よろしくお願いいたします!
世界の設計事務所の俯瞰図描きました
昨年末の『日経アーキテクチュア』15年12月25日号「世界のトップ、仕事の流儀」にて、
世界トップクラスの設計事務所4件の俯瞰図を描きました。
実は俯瞰図が表紙に載ったのは初めてだったので、とても嬉しかったんです。
上記の号では4点掲載されたのですが、先日発売の16年2月11日号で、
更に1点掲載して頂きましたので、まとめてご紹介させて頂きます。
超絶細かいので、クリックして大きくして、見て下さい!