メイキング001〜立体戯画・安倍晋三首相編〜

さて、いろいろめんどくさいSEO対策等も完了し、やっとこさ落ち着いてブログが書ける様になりました。
これからは、古い作品も含めて、こちらでどんどん紹介していこうと思ってます。
どうぞよろしくお願いします。

では早速、ブログがなくなってた間にお知らせ出来なかったことを少々。
年始のAERAで、またこの人作ったんですよ!

 

じゃーん!

安倍首相

首も取り外し可能で動くんですヨ!だからちょっとうつむいたりも出来るんです。
この、どこ見て喋ってんだかわからない虚ろなアングルが、私のお気に入りです!

前に作ったのは、ニッコニコに9条壊してるバージョンで、
こちらも結構気に入ってるんですが、今回もかなり自信作なのです。

 

メモ程度に撮った写真があるので、軽くメイキングいってみますね。

特徴あるから簡単そうに思えるかもしれませんが、結構難しいんです、この方。
まぶたの厚いタレ目って、情に厚い好々爺っぽくなりがちなのですが、
そんな印象かけらもないですもんね。
豊麗線も特徴の一つですが、これも気をつけないと老け過ぎてしまいます。
あとアゴ、かなり首元につながってますが、これも爺さんの記号ですね。
うっかり気を抜くと、すぐ好々爺に。。
違う違う!と手探りでぐちょぐちょ捏ねてたら、あれ!?

abe-making01
これはどっちかというと、かの有名なK元首相じゃないですか!
違うんですよ!私は孫を作ってるんですよ!
やー、DNAって怖いですね。

 

abe-making02
造形が出来ました。うん、イイ!と思う。

 

abe-making03
濃いめの色で下地を塗っていきます。
後ろにあるのは死霊…、おっと資料の写真です。
ホワイトボード一面あべまみれ。大ファンみたいですね。。

 

abe-making04
ボディの方も忘れずに。
これ作るにあたって、最近の演説動画を苦行の様に見まくって研究したんですが、
ボディアクションはいたって控えめなんですよね、この方。
手を動かしても、「小さく前ならえ」が上下するくらい、
それだとあまりにもサマにならないので、少し左右に拡げました。

 

abe-making05

続いてあの大胆な眉毛を思いっきり描いてみます。これでググッと印象が近づきます。
白目と黒目の比率は重要です。
白目がちだとイッちゃってて怖い感じになりますが、
黒目がちは意志が読めなくて、ブラックホールに吸い込まれる様な怖さを醸し出します。
宇宙人グレイみたいな。この方は、確実に後者です。
お肌には、普段あんまり使わない緑の絵の具も入れてみました。

 

そして完成!じゃーん!

abe-making06

どうでしょう?似てますか?

 

ちなみに誌面ではこんな感じになりました。
撮影はお任せしていたので、刷り上がりを見て感動しました。
エンジのカーテンが、安倍劇場の末路を見事に予感させています。

『AERA』2016年1月18日号/朝日新聞出版

 

さてさて、ブログ復活後のメイキング第一弾、いかがでしたでしょうか?
最近こんな風に、実在人物を作るお仕事が徐々に増えてきています。
不特定の人物を作るより難しいけれど、やりがいを感じているジャンルです。

しかしこのジャンル、似顔絵でもないし、なんと総称すればいいのだろう、、と、
ずっとモヤモヤしていたのですが、ここのところHPリニューアルにあたり、
色々キーワード検索をしていたら、海外の立体作家さんのサイトでこんな言葉を見つけました。


Clay Caricature

これだー!と思いました。自分なりに翻訳すると、


立体戯画

どうでしょう?かっこいい語感だと思いませんか?
新ジャンルの確立です!
紙媒体に限らず、報道番組なんかでも使えるんじゃないかしら。

皆様!その人の内面まで表現した奥深い立体戯画をお求めの際は、
是非ともkucciまでお申し付け下さい!

『プレNEOシリーズ せかいの図鑑』2016年 A/小学館

小学館『プレNEOシリーズ せかいの図鑑』本日発売です!

今回新たに制作したのは、左ページの上中央「ロシア」と下3つめの「インド」、右ページ上中央「ボリビア」です。皆さんはどの子が好きですか?

 

日本、中国、韓国、フィリピン、ブラジル、フランス、エジプト、このチョイス、何だと思います?今日本に在住されてる外国人の多い順なんだそうです。街で出会ったら、ここに載ってる挨拶を交わしてみたいですね!

 

積み木の組み方もデザインしました。左から、マサイ族、日本、スペイン、ペルー、ブータン、ロシア。ロシアの子が演奏しているのはバラライカという楽器です。

 

昨年9月、えらいことになっていた理由の大半はこれ。半年程経ってようやく発売となりました。昨年の『にっぽんの図鑑』に続き、今年はオリンピックに向けて『せかいの図鑑』です。
 
世界の民族衣装人形は、10年程前からライフワークとして少しづつ制作して来たものですが、今回初の書籍デビューとなりました。私にとっては「子どもたち」の晴れ舞台、嬉しい限りです。冒頭の見返しページ『せかいのふく』をドーンと飾っています。
そして今回のために制作した人形達は、目次後すぐの『「こんにちは」のあいさつ』ページと『うたで せかいが つながる』のページで使って頂いています。他に平面のイラストも載っています。
 
私が小さい頃に抱いた様な、イッツ・ア・スモールワールド的な世界観を、今時の子ども達が同じ様に抱けるのかどうか。
でも色とりどりのローカルな紋様やスタイルの衣装を纏った子どもたちが、それぞれに輝いて存在している世界は、多様な生き方が許容される世界の象徴で、私にとってはユートピア。世界のはじまりです。ピュアすぎるかな。
子どもたちの心に少しでも届きます様に。


小学館の特設サイト(表紙と裏表紙にも使って頂いています!)
 
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